食欲の秋の今だからこそ摂りたい食べ物について
肌寒く感じる事が増えてきました。いかがお過ごしでしょうか?
日本には「四季」があります。食べ物も「旬」な時期に食べると新鮮で栄養価も高く、そして美味しく頂くことができます。
また、旬の食材は季節に適応できるよう体に働きかけてくれるものなのでその時期を健康に過ごしやすくなるのです。
秋の食べ物は夏の暑さにより弱った体の回復や、これから来る冬に備えての栄養を蓄えるなどの効果が期待できます。
本日は秋に食べることで健康になれる食材の一部を紹介します。
<秋が旬の魚>
この時期の魚は海水温が下がる事により身に脂がのりよりおいしくなる魚が多いです。
その中でも「秋刀魚」はこの時期になるとマグロのトロと同じくらいの脂がのり、
よりおいしさが増します。
眼が濁っておらず、口元が黄色い物は鮮度が良いと言われています。
「秋刀魚」にはたんぱく質、ビタミンB12、カルシウム等の栄養素がバランス良く含まれています。
その中でも次の2つの栄養素には身体への効果が期待できます。
・EPA(エイコサペンタエン酸)
血液をサラサラにして血栓を出来にくく、動脈硬化が起きにくくなる。
中性脂肪を下げる
・DHA(ドコサヘキサエン酸)
体内の悪玉コレステロールを減らす。
脳細胞の活性化を促進して、頭の回転を良くする
<秋に旬の野菜>
この時期の野菜は根菜類、きのこ類が旬ですね。
根菜類は植物の根のでんぷんが貯蔵されて肥大した部分なので栄養価が高いです。
「サツマイモ」にはビタミンCがリンゴの4倍以上と豊富です。
江戸時代の飢饉のときに青木昆陽という人物がサツマイモを普及させて多くの人の命を救った
とも言われています。
ビタミンは基本熱に弱いのですが、サツマイモのビタミンCは加熱しても壊れにくい性
質を持っている為、美味しく頂きながら不足しがちなビタミンCを手軽に摂取できます。
また、「ジャガイモ」にも熱に強いビタミンCは豊富に含まれています。
皮にも胃の粘膜を保護したり、腸の動きを活発にしたりする栄養素が含まれているので皮ごと
食べる事をお勧めします。
・ビタミンC
免疫系に働き病気に負けない丈夫な体を作る
骨、筋肉、肌等コラーゲンの修復
※不足すると毛細血管がもろくなり、歯ぐき等から出血しやすくなります。
また、キノコ類は全体的に低カロリーですが、食物繊維や体内の環境の維持に必要な
ビタミンB群、カルシウムを維持するビタミンDが豊富な為カロリーを気にされる方にもお勧めです。
<秋に旬の果物>
梨、ぶどう、柿等ありますが特に「柿」はサツマイモ、ジャガイモ等にも含まれる
ビタミンCが豊富にあり、また人参に含まれる、βカロテンが多く含まれています。
・βカロテン
体内でビタミンAに変換
感染症(風邪・インフルエンザ)の予防
人の身体は食べたもので作られます。食べる物、飲むものを気にするだけで体調が良くなっ
たり身体の状態が良くなります。
今年の秋は気温が急に下がり体調が崩れやすく、インフルエンザも流行の兆しがみえます!
今年の秋は旬の食べ物をたくさん食べて冬へ向けて体調を万全にしていきましょう!