~長時間座ることで身体に起きること~後編
今回は前回の続きで長時間座ることで固まってしまう広背筋・大殿筋
の簡単に出来るストレッチをご紹介させていただきます。
まず広背筋です。
この筋肉が硬くなると腰痛だけでなく、呼吸も浅くなり疲労感も増しやすく
集中力の低下にもつながります。そうならないためにも次のストレッチを行いましょう。
①両手を上に挙げます
②片方の手でもう片方の手首を掴みます
③掴んだ手の方に身体を横に傾けていきます
※ポイントはろっ骨を引き上げるように行いましょう。
次に、大殿筋です。
前回もお話したとおり、大殿筋は人間が正しい姿勢を維持するのにとても重要な筋肉です。
座り姿勢が長いと上半身の体重により大殿筋が圧迫され血流低下し筋肉が固くなります。
その結果ただの腰痛だけでなく、坐骨神経痛や股関節痛の原因にもなります。
また、大殿筋が硬い状態だと下半身に向かう血流が悪くなることにより、
冷え性や足全体の疲労の症状にもつながります。
そのような症状を解消するため次のストレッチを行いましょう。
①片方の足をもう片方の膝の上に乗せます。
②乗せた方の膝が浮かないようにしながら上半身を前に倒していきます。
※ポイントは背中を丸まらないように気をつけましょう。
ストレッチする際は、伸びて痛きもちいいところで30秒ほどストップします。
猫背による症状が気になる方、仕事上座っていることが多い方は、
上記のストレッチを1日に1回以上、週に3回以上行いましょう。
ストレッチ等、デスクワークや猫背に関する詳しいことは、当院へご相談下さい。