幼少期の生活習慣で身長は変わる?
皆さまは身長がどのように決まるかご存知ですか?
日本人の平均身長はおよそ172㎝といわれています。
世界一平均身長が高いのはオランダでおよそ183㎝もあります。
身長は80%遺伝で決まるといわれています。
しかし残りの20%で身長が±9も変わってくるのをご存知ですか?
その多くの要因になっているのが食事・運動・睡眠です。
<食事>
骨の主成分はカルシウムとタンパク質になります。
しかしタンパク質とカルシウムだけ多くとればいいわけではないです。
体内でのカルシウム吸収率は低くカルシウムだけ摂っていてもなかなか吸収されません。
ビタミンDを摂取することにより体内でのカルシウムの吸収を促します。
ビタミンKは骨に存在するタンパク質を活性化しカルシウムを骨に沈着させます。
ビタミンDは青魚やキノコ類から採ることができます。
また日光を浴びることにより体内で生成されます。
ビタミンKは納豆や緑黄色野菜に多く含まれています。
そしてタンパク質の吸収を促してくれるのがビタミンB6です。
これは血液や筋肉を作る助けになり、マグロやレバーから多くとれます。
このように単体で栄養を摂取しても思うように働いてくれず、子供のうちは一回で多くの食事を摂ることができないので、一日三食しっかり摂りバランスの良い食事を摂ることが大切です。
<運動>
運動をすることにより成長ホルモンの分泌を促進されます。
成長期の子供の骨の端に成長軟骨と呼ばれる成長をつかさどる軟骨があり、
運動をすることにより骨へ刺激が加わり、軟骨の増殖を促すことができると言われています。
外で運動することにより、日光を浴び体内でビタミンDが生成されます。
運動し体が疲れるとより眠りにつきやすくなり質の良い睡眠に繋がります。
<睡眠>
成長ホルモンは睡眠中に多く分泌され主に骨や筋肉、内臓器官の発育にかかわっています。
特に睡眠直後のノンレム睡眠(深い睡眠)中に成長ホルモンが多く分泌されといいます。
成長ホルモンは血液と一緒に全身をめぐり骨や筋肉に作用し成長を促します。
そして睡眠不足は集中力が不足すると言われており、日中の活動にも影響します。
質の高い睡眠する為に規則正しい生活を心がけましょう!
前回も食事、運動、休養のバランスについて述べています。
そちらも併せてご覧ください。
整えるべき3つのバランスとは
運動、食事、睡眠のバランスは身長を伸ばすのに大切です。
身長は遺伝にところが非常に大きくなるのは事実ですが、生活習慣に気をかけるだけで冒頭でものべさせてもらいましたが、±9㎝も身長が変わってきます。
共立メディカルでは、お子様の怪我や痛みに対する治療も行っています。
怪我や痛み以外でもお子様の体のことで気になることがあれば是非一度当院にお越しください。