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踵の痛み
踵の痛みとは|共立総合整骨院
「朝起きて一歩目がズキッと痛む」「長時間立っていると踵がジンジンする」「歩くたびにかかとが気になる」――そんな症状に悩まされていませんか?
それは踵の痛み(かかとの痛み)であり、放置していると歩行やスポーツ、仕事、日常生活に支障をきたすこともあります。
踵は体重の約60%以上を支える重要な部位です。足裏にかかる衝撃を吸収し、歩行や走行、立位を支える構造になっていますが、その分負担が大きく、トラブルも起こりやすいのです。
踵の痛みで考えられる主な病態|共立総合整骨院
踵の痛みは、一つの疾患ではなく、さまざまな原因や病態によって生じます。ここでは代表的な疾患を紹介します。
【1】足底腱膜炎(そくていけんまくえん)
最も一般的な踵の痛みの原因。踵から足指にかけて伸びている足底腱膜が炎症を起こすことで痛みを生じます。
特に「朝の一歩目が強く痛む」のが典型的な特徴です。
【2】踵骨棘(しょうこつきょく)
踵の骨にトゲのような骨(骨棘)ができる状態です。足底腱膜炎と併発していることも多く、慢性的な痛みに繋がることがあります。
【3】アキレス腱付着部炎
踵の後方(アキレス腱の付け根部分)に痛みがある場合は、アキレス腱の炎症が疑われます。
ランナーやジャンプ動作が多いスポーツ選手に多い傾向です。
【4】踵滑液包炎
踵の後ろ側にある滑液包(衝撃吸収のための小さな袋)に炎症が起きる病態。靴の摩擦や繰り返しの圧迫が原因です。
【5】シーバー病(踵骨骨端症)※成長期の子どもに多い
小中学生の男子に多く、踵骨(かかとの骨)の成長軟骨が運動の負荷で炎症を起こすことによる痛み。
スポーツ中やその後に踵が痛くなりやすいのが特徴です。
【6】神経障害(足根管症候群など)
踵の内側にある神経(脛骨神経の枝)が圧迫されると、しびれ・チクチクした痛みが出ることがあります。歩行や靴圧で悪化することも。
踵の痛みの原因|共立総合整骨院
踵の痛みは、日常生活の中にある些細な習慣や姿勢の癖から生じることが少なくありません。以下のような要因が痛みの引き金となります。
● 足底アーチの崩れ(扁平足・開張足)
足裏の縦アーチや横アーチが潰れると、衝撃吸収力が低下し、足底腱膜や踵骨へのストレスが増加します。
● 不適切な靴の着用
クッション性が低い、踵が固い、サイズが合っていない靴は踵への圧迫や摩擦を引き起こします。
● 長時間の立位・歩行
飲食業や販売業などの立ち仕事で、1日中踵に体重がかかり続けると筋膜や腱に疲労が蓄積します。
● 急激な運動や負荷増加
日頃運動習慣のない方が急にランニングやハードなスポーツを始めた場合、足底組織に過度の負荷がかかり痛みが出やすくなります。
● 加齢による組織の劣化
加齢により筋肉や腱・靭帯の柔軟性が低下し、微細な損傷が起こりやすくなります。
放置によるリスク
踵の痛みを軽く考えて放置していると、以下のようなリスクが高まります:
・慢性化し、長期間の歩行障害につながる
・足をかばって歩くことで、膝・股関節・腰に痛みが波及
・足裏のアーチが崩れやすくなり、扁平足や外反母趾の原因にも
・成長期の子どもでは、運動制限や成長障害に発展することも
整骨院でのアプローチ法|共立総合整骨院
共立総合整骨院では、踵の痛みに対して原因を明確にしたうえで、根本改善を目指すアプローチを行っています。
● 症状の原因評価と検査
触診、圧痛、アーチ評価、歩行分析などを通じて、痛みの出ている組織や背景要因を特定します。
● 足底筋・アキレス腱・下腿部の筋膜リリース
足裏~ふくらはぎの筋膜をゆるめ、牽引ストレスや過緊張を緩和します。
● 骨盤・股関節・足関節のアライメント調整
踵に負担が集中している原因が姿勢や骨盤にある場合、身体全体のバランスを整えます。
● 電気療法(ハイボルト・超音波)
急性期の炎症や慢性的な痛みに対して、鎮痛と組織修復を目的に電療を併用します。
● 足底アーチへのサポート(テーピング・インソール指導)
足底のアーチ構造をサポートし、痛みの緩和と再発防止を図ります。
● 生活指導(靴・体重管理・姿勢)
再発予防のため、靴選びや歩き方、立ち方の指導も行っています。
自宅でできるセルフケア|共立総合整骨院
✅ タオルストレッチ(足底腱膜の柔軟性改善)
仰向けになり、足裏にタオルをかけて足をゆっくり引き寄せる。朝一番の痛みに効果的。
✅ ゴルフボールマッサージ
椅子に座って足裏にゴルフボールを置き、前後にコロコロ。筋膜をほぐして血流を促進します。
✅ アキレス腱・ふくらはぎのストレッチ
ふくらはぎが硬くなると踵への牽引が強くなるため、下腿部の柔軟性改善が重要です。
✅ 湿布や温熱・冷却の使い分け
・炎症が強いとき(ズキズキ・熱感あり):冷却
・慢性的な張りやこわばり:温熱・入浴
✅ 適切な靴選び
・クッション性・安定性のある靴を選びましょう。
・スリッパやヒールは避け、踵をしっかり支える構造が理想です。
まとめ
踵の痛みは、生活の中で起きやすいトラブルの一つですが、その背景には足底腱膜炎やアキレス腱炎、骨棘など、さまざまな病態が潜んでいます。
症状を放置すると、歩行バランスの崩れや膝・腰の障害にもつながりかねません。
町田・厚木・八王子で「朝起きた時の一歩が痛い」「長時間立っていると踵がつらい」など、踵の痛みにお悩みの方は、共立総合整骨院にぜひご相談ください。