しょっぱいものを欲する理由とは？｜共立総合整骨院グループ

「最近しょっぱいものが食べたい」「味付けが濃くなる」「塩味を感じにくい」…そんな経験はありませんか？実はこれ、体からのサインかもしれません。

東洋医学には五味（甘・酸・苦・辛・鹹）の考えがあり、鹹味（しょっぱい味）は「腎」に作用するとされます。腎は水分代謝や成長、生殖、骨や耳とも関係する重要な臓腑です。

しょっぱいものを欲するのは、腎や水分バランスの乱れを知らせるサインかもしれません。加齢や疲労で腎が弱ると、自然と鹹味を欲するようになります。汗をかきすぎて体の潤いが不足したり、
脾胃の働きが弱って味覚が鈍ると塩味を強く求めることもあります。

現代医学では、大量の汗でナトリウムが失われると「塩分を補給せよ」という信号が出ると説明されます。

日常では、運動後や汗をかいたときは水分と少量の塩分を補給し、普段は摂りすぎに注意。塩味を欲するのは体の小さな声です。バランスのとれた食事で腎を守りましょう。