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2025.9.2
股関節が浅い理由と日常ケア

「日本人女性は股関節が浅い」と言われることがあります。これは骨盤や股関節の形の特徴が関係しています。日本人(特に女性)は骨盤が横に広く、股関節の受け皿(臼蓋)が浅い傾向があると報告されています。さらに、女性は出産のために骨盤が広がるため、股関節が浅く見えるのも自然なことです。
かつて日本では正座やあぐらなど、股関節を深く曲げる生活様式が一般的で、こうした習慣が骨格の発達や股関節の動きに影響を与えた可能性もあります。また、日本人女性では臼蓋形成不全(股関節が浅い状態)が比較的多く、変形性股関節症のリスク要因として知られています。
こうした背景から、股関節の可動域を保つことはとても大切です。ソファーでゆったり座るとつい背中が丸くなりがちですが、猫背で長く座ると股関節に負担がかかります。20〜30分座ったら一度立ち上がり、腰を伸ばす・股関節を回すなど軽く体を動かしましょう。
また、スリッパを履くとすり足になり股関節を大きく動かさなくなるため、裸足で歩くか、履く場合は歩幅を大きめにして歩くと良いです。日常のちょっとした工夫で、股関節や腰の負担は減らせます。今日から「座りすぎない」「すり足しない」を意識してみましょう^_^