「冬の過ごし方~冬に大切なのも水分補給?~」
冬が近づいてきたら毎年流行るのがインフルエンザですが皆さん、対策はしっかりと行っているでしょうか?
この時期に風邪やインフルエンザが流行ってしまう一つの要因に「空気の乾燥」があります。
秋から冬に向かう変化には、もちろん寒くなるということがありますが、体に対して影響が大きいこととしてもう一つ、空気が乾燥するということがあります
この時期になると空気が段々と乾いてき、体表の水分が発散しやすくなって、皮膚もカサカサしてきます。 一件さわやかな感じがしていて良いのですが、皮膚から水分がどんどん発散していくので、うまく水分を補給しないと気付かぬうちに下記の様な水分不足による影響が出ます。
お腹がすくとすぐに気付きますが、身体の乾きには意外と気づきません。暑かった夏は水を取らなければいけないと思いこまめな水分補給をされる方が多いですが、寒いと動いても夏に比べて汗をかかなかったり、水分が失われている感覚が夏に比べると少ない為水分補給を怠ってしまう事が多いです。
体の水分量が少なくなってくると、血液が濃くなることにより血流が悪くなります。
血液の濃度が濃くなることで、血管に負荷がかかり硬くなることにより心臓疾患,脳卒中等の脳血管障害が起きやすくなります。
また、空気が乾燥している為呼吸器に負担がかかり肺炎、気管支炎も起きやすくなります.
体が乾いてくると、筋肉が硬くなってしまいます。 この時期にギックリ腰(急性腰痛)が多いのは筋肉が乾燥により硬くなってしまう事によりこわばってしまうからなのです。
この乾燥する時期にしっかりと水分を摂り、みずみずしい身体にすることでこの時期の身体の状態がより良い物になり、快適に過ごせます。
この時期の上手な水分摂取の方法
11月から体が段々と乾いてきます。 この時期は常温の水を飲むのが最適です。 この時期に頻尿になってしまう方は冷水をたくさん飲んでも吸収されずに出て行ってしまいます。そのような方は暖かいものが有効です。 汁物等味のあるものを頂いた上で、常温の水を少しずつ回数を多く飲みます。
水を飲むと体が冷える感覚がしたり、飲むことに対して良い印象が無い方は、まずはお茶等の温かいものを飲みながら間にお水を一口飲むようにして水を飲むことに慣れていきましょう。
常温の水がやはり吸収には良くて、お酒、お茶、コーヒー、エナジードリンク等利尿作用が強く、水分が外に出やすいため飲むと余計に体が乾きます。利尿作用が強い飲み物を飲んだ後はしっかり水も飲んでおくことをお勧めします。
ジュースなどの甘い飲み物は甘い物の多くは体をより冷やしてしまいます。そして体が潤わずに浮腫ませてしまい、渇き対策にはお勧めしません。
1月、2月になると、水以外の水分は上手く吸収しなくなる為、 常温の水を取るようにしましょう。この時期胃に水が溜まるような速いペースで一気に多くの水を飲むのではなく、思い出したら一口口に含ますくらいが良いでしょう。 そのために水を入れた水筒、コップやペットボトルを身近なところに置いておくのが良いです。
夏に水分補給が大切なのは皆さんご存知だとは思いますが、冬は寒くどうしても水分補給をおろそかにしがちな方が多いです。
この季節だからこそ水分補給を再度意識して快適に冬を過ごしましょう。