~長時間座ることで身体に起きること~前編
デスクワーク 人と話をする 本を読む 日常生活に「座る」行為は頻繁にあります。
猫背、首痛 、腰痛、肩こり、頭痛の様な症状は座ることが原因になることが多いです。
なぜなら、そもそも人間の身体は座ることに向いていないことが関係しているからです。
人間の身体は環境に応じて進化してきました。人類が重力に対抗して立つ身体に進化する
まで約600万年かかっています。しかし、座っての作業が増えたのは約180年前の産業革命
からと言われています。急激に発展した現代の生活に身体機能が追いつかないのは仕方ない
ことかもしれません。
人の筋肉は基本的には身体を使いすぎによる筋緊張か使わなすぎによる血流低下
で硬くなっていきます。座り時間が長いと姿勢を保っている背中は使いすぎで固くなり
使われていない腰から下の筋肉は血流低下で固くなります。背中の筋肉でも広背筋、
腰から下にある筋肉では、大殿筋が固くなりやすいと言われます。
広背筋は、デスクワークなど腕を下げている状態で作業すると固まってしまいます。
固まると肩から腰をつないでいる筋肉のため腰痛の原因の一つとなってしまう事が多
いです。
大殿筋は人間が正しい姿勢を維持するのにとても重要な筋肉です。
座り姿勢が長いと上半身の体重により大殿筋が圧迫され血流低下し筋肉が固くなります。
大殿筋が固くなると正しい姿勢を維持できず猫背になりやすくなります。
猫背は万病の元と言われています。
むくみ、浅呼吸、生活習慣病、逆流性胃腸炎、血流不全のような症状は、猫背が起因している
場合が多いです。では改善するにはどうすればいいのでしょうか? 次回に続く。。
解剖図引用元 VISIBLE BODYヒューマン・アナトミー・アトラス アプリ