膝の痛みの種類
膝の痛みの原因・症状
日本の中で「腰痛」の次に多いと言われている「膝の痛み」。
スポーツによるケガだったり、加齢による関節の変形だったりと様々な要因がある「膝の痛み」。今回は膝の疾患について代表的な症例をご紹介します。
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変形性膝関節症(OAK)
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その名の通り、膝関節が変形しているものです。
内側もしくは外側の関節の間が狭くなってしまうことが多いです。
つまり体重が多くかかる側の関節が狭くなり、内側が狭くなると「O脚」、外側が狭くなると「X脚」になる。初期の段階では関節の狭小により、半月板や軟骨を痛めるが、そこには神経がないため痛みは出ません。
変形が進行してくると骨棘が形成され、その後は骨壊死が起こります。最初は歩き始めや長時間の歩行後の痛みだけだが、骨壊死が起きると夜間痛が出てきます。原因は多くありますが、特に多いのは加齢によるものが圧倒的に多いです。
似ている疾患としては、関節の両側が潰れる関節リウマチ(RAK)があります。
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半月板損傷
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膝関節の内部にある主にクッションの役割をしている軟骨があり、
スポーツで急に捻る動作やジャンプの着地などで損傷することが多くあります。
程度にもよりますが、膝のロッキングという曲げ伸ばしができなくなる症状が出ることもあります。
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側副靭帯損傷
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膝の側方移動を防ぐ靭帯であり、内側と外側があります。
半月板と同様にスポーツでの損傷が多いです。膝が側方に逃げるような外力がかかると痛めることが多いです。
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十字靭帯損傷
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膝の前後移動を防ぐ靭帯であり、前と後があります。
これも側副靭帯・半月板と同様にスポーツでの着地での損傷が多くあります。
十字靭帯を損傷すると「膝崩れ」を起こすことが多く、完全断裂すると縫合手術をすることが多いです。
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関節ねずみ
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膝関節の内部にある骨・軟骨の遊離体のことです。
入り込む場所によっては、膝のロッキングを引き起こすことがあり、場所によっては手術で摘出する場合もあるが、痛みを誘発していなければ、そのままでも問題はないことが多いです。
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オスグッドシュラッター病
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10代前半に起きやすい成長軟骨障害で、膝下の脛骨粗面での痛みが特徴です。
スポーツ等での運動で過度に負担がかかってしまい、そこで炎症を起こしてしまいます。筋肉の硬さが関係することが多いため、テーピングやサポーターが有効です。
今回紹介させて頂いたのは、数あるうち一部であり、膝痛の原因はまだまだあります。
痛みでお困りの方、まずは当院にご相談ください!最適な治療をご提供します!!
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