腰の役割と疾患
今回は一般的に痛めやすい腰についてお話していきます!
赤丸で囲んでいる骨を腰椎と言います腰椎は脊柱の中の一つです。役割は支える、動きを出す、神経の保護になります。他にも頸椎(首)、胸椎、仙骨、尾骨があります。腰椎は前後の動きに大きく働き体全体の負担を受けやすい場所となっております。腰椎付近にある筋肉は重力に抗う事ができ姿勢維持に大きく貢献します。
腰椎は前後の動きに大きく働き体全体の負担を受けやすい場所となっております。
体を回す時、腰を回すイメージをすると思いますが、腰は回すいわゆる回旋には適しておりません。体が硬い、バランスが悪いとなってくると腰への負担が大きくなることがあります。
本来、回旋は得意ではないので体の使い方によっては無理に腰を動かしていることがあるかもしれません。負担を受けやすい場所だけあって姿勢維持をしてくれる腰、お腹の筋肉が弱いと
普通に生活しているだけでも下記の症状を引き起こす可能性があります。
腰の疾患
・腰椎ヘルニア
・脊柱管狭窄症
・椎間板症
・すべり症、分離症
中でも多いのが腰椎ヘルニア
よく聞く名前だと思います。
腰椎ヘルニアとは
ヘルニアは線維綸から核が飛び出ている状態のことを指し
椎間板の一部がはみ出てしまった状態です。はみ出たものが神経を圧迫
し圧迫された状態で動きが加わるとしびれ、痛みを誘発させます。
赤矢印の方向に椎間板が前方から圧迫される
圧迫され後方へ核が押し出される
赤丸の神経を核が圧迫し症状がでる
次いで多いのが脊柱管狭窄症
名前の通り脊柱管が狭まり神経を圧迫ししびれ、痛みを誘発させます
歩行中痛くなり少し休むと痛みが引きまた歩き出してしばらくすると痛みが出る事を繰り返す間欠歩行が見られます。
赤丸が脊柱管
赤矢印のようにそれぞれの組織が神経を圧迫する
体は消耗品であり負担をかけ続ければいつか壊れてしまいます。
壊れたものを修復するには時間がかかりますしましてや修復できない事もあります。修復できないというのは他の言葉で表すなら変形です。変形したものに対しては人工のものを用いて代用する事もあります。未来の体のことを考え今から変形しない、痛みがでないように体をつくっていきましょう!