熱中症対策について
暑さも増してきて熱中症に気を付けなければいけない季節となりました。
皆様はどのような対策をしていますか?
そもそも熱中症とは何かご存知でしょうか?
熱中症とは熱い環境下において体温が上がり体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温の調節機能がうまく作用しなくなることにより、
体温の上昇、めまいや頭痛、けいれんといった様々な症状を引き起こす病気の総称です。
熱中症の症状には以下のような症状があります。
頭痛やめまい、顔のほてり
筋肉痛やけいれん
体のだるさや吐き気
異常に汗をかく、または全く汗をかかない
意識障害がある(呼びかけに応じない等)
皆様も暑い日に立ちくらみやこむら返り、頭痛などの症状を一度は経験したことがあるのではないでしょうか?多くの方が熱中症になったことがあるということになります。
熱中症は5月、6月の突然気温が上がった日には湿度が高く身体も暑さに慣れていないため、多くの方が発症しやすいです。
また温度はそれほど高くなくても湿度が高ければ注意が必要になります。
では肝心の対策法についてご紹介していきます。
- 適した服装
帽子や日傘などを利用し直射日光を避けるようにしましょう。
屋内では風通しを良くし、適切に冷房を使い温度や湿度が高くならないようにしましょう。
通気性、吸気性の良い物を着用しましょう。またインナーを着ることで断熱効果が高まります
- こまめに水分を摂る
喉が渇いていなくても水分を摂ることが重要になります。また汗とともに塩分やミネラルも失われるので水分の他に塩分やミネラルも摂るようにしましょう。
- 暑さに備えた体作り
体を徐々に暑さに慣らしていきましょう。また日頃から体を動かし汗をかきやすい体にすることで暑い日にすぐ汗をかき体温の調節が出来るようになります。
さらにバランスの良い食事や十分な睡眠を摂ることにより熱中症に対抗するための体力が備わります。
万が一熱中症になった場合には?
もし熱中症が疑われる症状が現れた場合には処置が必要になります。処置をすることにより重症化するリスクを下げることができます。
- 涼しい場所に移動する
日陰で風通しの良い場所や冷房の効いた屋内に移動しましょう。
- 服を緩める
シャツのボタンをはずしたり、ネクタイを取るなどして衣類による締め付けが少なくなるようにしましょう。
- 身体を冷やす
首やわきの下、太ももの内側には大きい血管があるのでそこを冷やすとより効果的です。
- 水分と塩分を補給する
水分とともに塩分も補えるスポーツドリンクや経口補水液が望ましいです。
しかし意識障害がみられる場合には水分が気道に流れてしまう可能性があるので無理やり飲ませるのはやめましょう。
万が一、呼びかけに応じなかったり水分が摂れないなどの意識障害がみられたり、休んでも症状が改善されない場合にはすぐに病院へ行きましょう。
素早い判断が命を救います。
今年はコロナウイルスの影響で多くの方が運動不足となり汗をかきにくい体となっています。
緊急事態宣言が終わったからといって日常が完全に戻るわけではありませんが少しずつ運動し、汗をかきやすい体を作りましょう。
今年も熱くなると思いますが、頑張って乗り越えましょう。